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金沢へ取材紀行

2009.12.01

金沢 加賀友禅の工房をたずねて

来る2010年1月21日(木)〜24日(日)逸美では
美しい加賀友禅をご紹介いたします。
21日はホテル メトロポリタンで開催、22〜24日は弊店にて開催いたします。
21日には加賀友禅伝統工芸士 宮野勇造先生がご来場くださいます。

全ての工程に関わる人たちにお目にかかる為に、金沢へ行ってまいりました。 看板犬メルシーはお留守番です。

今度の展示会にご参加いただく宮野勇造先生の工房

原寸大の下絵を前にご説明くださる友禅作家の宮野勇造先生
石川県出身の詩人 室生犀星ゆかりの地を描いた図案を見せていただきました。

加賀友禅の柄の色挿しを終えた着物の生地

色見本
加賀友禅の色彩の大きな特徴はどの色にも「胡粉」が入っていることだそうです。
「胡粉」の効果で色が「むっくりする」(深みがでる)そうです。

宮野先生の愛犬 ちわちゃん。先生のお疲れを癒す大事なスタッフです。

数件の地染屋さんがある加賀友禅染色団地(京都にはない特異な環境です)。
加賀友禅の最後の工程になる「地染め」と「蒸し」を全て引き受けます。

もち米で作った糊(真糊)を着物の柄にのせて、柄に染料が入らないようにします。

「友禅流し」
白山連峰の地下水を使い人工的に作られた川で職人さんが糊を落としています。
長い時間腰を曲げ作業を続ける姿は本当に大変そうでした。

川の流れのゆるやかな浅野川上流では今でも実際に「友禅流し」は
行われています。
鮮やかな色がはえる加賀友禅