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ホームスパンってなあに?

2020.12.07

きものサロンスタッフ剣持です。

12月11日(金)~15日(火)まで「ホームスパン」をご紹介いたします。

「ホームスパンってなあに?」とよく聞かれます。ホームスパンは羊の毛を天然染料で染め、手で紡ぎ、手織りで仕上げた毛織物のことをいいます。

英国で生まれた「ホームスパン」が岩手に根付いたのは県北の二戸地方に移住してきた宣教師が地元の人々に教えたのが始まりと言われています。のちに民芸運動を推進した柳宗悦氏とも親交の深かった染織家「及川全三氏」が、農家の副業であった「ホームスパン」を広めたいと、天然染料の研究、織の技術の研究をすすめ、「岩手の工藝」として価値を高めました。

「歴史的にも技術的にも素晴らしいこの手織りの文化が広まらないのはおかしいよね~」と早苗さんはいつも話しています。

きものサロン逸美がご紹介する「植田紀子さん」はホームスパンの作り手の中でも「八枚綜絖格子(はちまいそうこうごうし)」という織り方を復刻された唯一の存在です。特徴は表と裏で全く違う模様になることです。一度、織り方の説明をしていただいたことがあるのですが、複雑すぎて全く理解できず、すごいことが起こっていることだけは分かりました(;’∀’)汗

羊毛の種類を選び、マフラーなどの直接肌にふれるアイテムは「チクチクしない」糸を選んで織られています。安心してお使いいただけます。これからの季節にぴったりのアイテムとして男性の方にも女性の方にもおすすめです。ぜひこの機会にご覧くださいませ。

 

きものサロン逸美は高崎市の着物専門店。

お客様のご来店を心よりお待ちいたしております。

(高崎駅西口より徒歩二分。提携駐車場有ります。)