2018.04.13
北村武資 品川恭子 湯本エリ子 作品展
2018/4/20fri. 21sat. 22sun
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
木々の新緑が春光に映える季節になりました。この度逸美では、京都で着物づくりを極めている三人の作品をご紹介いたします。表現技法は様々ですが、日本古来の「かたち」と」「色」の中に、三者三様、見事に自身の美意識が表現されています。技を極め一切の妥協を許さないものづくりには、共通の美が感じられます。他では見られない豪華な共演を是非この機会にご高覧くださいませ。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
重要無形文化財保持者 人間国宝
北村 武資
出品品目:袋帯(経錦、煌彩錦、上品羅、織繧繝)
正倉院天平裂、有職織物など古代織物を真摯に研究し、羅(ら)、経錦(たてにしき)などの復元と創作に挑む情熱はその素晴らしい作品に現れています。弱冠16歳で西陣織の職人として織りの道に入られてより、織りの美を追求されているその作品は、有職文様の伝統と、自身の表現とあいまったモダンさも持っています。誠実で実直なお人柄と情熱の表れる作品を是非この機会に
ご高覧くださいませ。「羅」、「経錦」二つの重要無形文化財保持者。
品川 恭子
出品品目:訪問着、染帯
清野恵里子さんとの雑誌の連載の中で、樋口可南子さんが唯一着ていた染の着物が品川恭子先生の作品。樋口さん曰く、「先生の作品を拝見するまでは、染めのきものにまったく関心がなかったんです」(『樋口可南子のものものがたり』集英社刊)清野恵里子さんは東大寺や法隆寺伝来の裂を見る機会には品川先生をお誘いし、そこからどんな作品が生まれるのか楽しみにしていらっしゃる。技を極め一切の妥協を許さないものづくり、人の心を動かす作品制作を身近にご覧いただけるまたとない機会です。
日本工芸会正会員
湯本エリ子
出品品目:訪問着、付け下げ、染帯
豊かな自然に囲まれた京都のアトリエで生まれる作品は移ろいゆく季節の中でデッサンをし、草木の特徴を一葉一葉、心の目で見つめてできるもの。心に寄り添う色彩美や瑞々しい彩りは草木の躍動を感じさせます。洗練された感覚によるグラフィカルなイメージは上品でモダンな作品となって私たちの心に響きます。京友禅という伝統の技法を用いながらいのちの美しさを描き、その存在の美しさを表現する作品は着る人の美しさ可愛らしさを引き出してくれます。
2018.03.17
至高の技と美
2018/3/23fri. 24sat. 25sun
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
龍村美術織物は、1894年の創業より織物を芸術の域にまで高めた初代の想いと伝統の技を守ってきました。斬新な発想と革新的な技法の習得により新境地を切り開いてきた初代は正倉院裂や名物裂の復元の第一人者でもあります。緻密でありながら大胆な美的表現、糸の性質を利用することで生まれる立体感と色彩は古の織物を原料から徹底的に研究して得た知識やあらゆる技法を知り尽くして得た技術を根底に持つからこそできることです。龍村美術織物が「芸術」と言われる所以を、どうぞこの機会にご高覧くださいませ。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
出品品目:袋帯、名古屋帯、バッグ、数寄屋袋、その他
2018.02.15
当代当主 堀江麗子氏 来場
2018/2/23fri. 24sat. 25sun
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
創業者である祖父の信条「真実に美しいものは常に新しい」を大切に、独自の感性で新しい作品づくりに励む三代目当主堀江麗子氏の審美眼には、きもの愛好家はもちろん、文化人も信頼を寄せています。時を超えて常に時代の先端に通ずるモダンな趣と独特の存在感をもつ洛風林の帯地は、心惹きつける素晴しい作品です。心待ちの方も多い洛風林のこの春一番の新作を堀江氏がご紹介くださいます。是非この機会にご高覧くださいませ。
ご来店を心よりお待ち申し上げます。
出品品目:袋帯、名古屋帯、オリジナル雨コート
2018.01.15
草木に賜る色を織る
2018.1.19 fri /20 sat /21 sun
11:00〜19:00 最終日 17:00
東北は伝統的で上質な織物の宝庫。厳しい気候風土の中、誠実で心のこもった手仕事を育んできた工房をご紹介します。
古くから守り続けてきた伝統的な技法は、やわらかな美しさと着心地を作り出し、自然のめぐみは素晴らしい色彩、深き色相を生み出します。
待ち遠しい春につつまれるような作品、逸美厳選の温もりある逸品を是非この機会にご高覧ください。二年前にも大変ご好評いただきました展示です。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
出品品目:着物、帯
2017.12.17
2017.12.28 thuまで
11:00〜19:00
皆様のご愛顧に感謝して年末セール
店内商品10%〜40%off(一部商品を除く)
いつもの上質なお品をお安く手に入れるこの機会を是非お見逃しなく。
ご来店を心よりお待ち申し上げます。
2017.10.27
江戸更紗の美 − 更勝の仕事 −
2017.10.27 fri – 29 sun.
11:00am〜7:00pm(最終日 5:00pm)
遥か西方の国より渡来し、日本独自の美意識により育まれ伝統として継承される江戸更紗。いまや希少な存在となりました職人の生み出す作品は、数十枚の型紙を一回一回、鹿毛の刷毛を用い顔料によって摺り染めするので、他の染物にはない重厚感と立体感をもつものとなります。逸美がご紹介いたします更勝のきものは、受け継がれる伝統の技に新しい感覚を吹き込んだ作品です。
どうぞこの機会に、他のきものにはない江戸更紗の持つエキゾチックな魅力と更勝の最高峰の技術をご堪能くださいませ。ご来場を心よりお待ち申し上げます。
出品品目:着物、帯
2017.09.15
日展連続入賞 漆工芸作家 杉本晃則展
会期中作家来場!
2017.9.15 fri – 17 sun.
午前11時〜午後7時(最終日午後5時)
1980年、京都市生まれの杉本氏は、日展に連続入賞を果たす等、新鋭の漆工芸作家です。伝統にとらわれず新しい感覚に挑戦し、作り出される茶道具や生活用品。新鮮な感動をおたのしみください。
お楽しみ体験「おぼん絵付け」先着10名 要予約
参加費:4,500円(材料費)
制作所要時間:約40分
杉本氏にご指導いただき、「おぼん」の絵付けをしてみませんか?彩色や螺鈿がご自分でできるお楽しみ企画です。杉本氏を魅了する蒔絵のこと、お仕事のお話なども聞きながら作る「おぼん」は、満足の品であること間違いなしです。
出品品目:帯留、香合、棗、小箱、椀、グラス、スプーンなど
2017.07.14
− 縁が紡いだ「うつわ便り」−
雪ノ浦裕一陶展
2017.7.14 fri. – 16 sun.
am11:00〜pm7:00(最終日はpm5:00まで)
会期中作家在廊
林檎灰による灰釉の表現の可能性を追求し、三陸の海の青、山々の緑、琥珀の黄等の岩手の風土の色を表現した、普段使いの器を作り上げています。灰釉の他、粉引、刷毛目、石瓷、碧瓷、漆を用いた漆黒、漆陶など、日常の生活の中に潤いを与えることが出来ればとの願いで作陶してます。
雪ノ浦
大木夏子さんや小島秀子さんの工芸家仲間でいらっしゃる雪ノ浦さんをご紹介します。是非お出かけ下さい。
逸見
2017.06.02
2017.6.2 fri. – 4 sun.
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
橋本文子さんは京都の工房で手描き更紗の着物や帯などを制作している作家です。橋本さんが手法としているジャワ更紗は、チャンチンという道具を使い細かくひとつひとつ手描きで描かれるため、高度な技術を要します。日頃は絹地に人物や鳥獣、草花、幾何学模様などをろうけつ染めした作品を作っている橋本さんに、今回は逸美のため特別に、麻の「のれん」に花を描いた作品を10種作っていただきました。その大胆な構図は、お部屋に一幅の絵画を飾る感覚で楽しめる迫力があります。併せて手描き更紗の帯の緻密で繊細な模様もおたのしみください。逸美でしか出会えないこだわりの作品を、ぜひこの機会にご高覧くださいませ。
出品品目:のれん・帯
のれん:アサガオ、アジサイ、カサブランカ、コスモス、キク、ツバキなど10種
2017.04.01